Inside The New Shopping Bag with BONNE
アムステルダム発のBONNE SUITSとのコラボレーションを記念して、ブランドを支える3人の主要人物:ボンヌ・レイン (Bonne Reijn)、ユストゥス・コーエン・テルヴァート (Justus Cohen Tervaert)、そしてエミール・アルメキンダース (Emile Almekinders)にインタビュー。
SUSAN BIJL X BONNE は、BONNEの2026FWコレクション「The Sailor」 の一部です。これをお祝いして、SUSAN BIJLチームは BONNEのデザイナー、ボンヌの自宅玄関前の階段で行われることで有名な「Stoep Shoot」を行いました。撮影現場にて、私たちはBONNEブランドを支える3人の主要人物:ボンヌ・レイン (Bonne Reijn)、ユストゥス・コーエン・テルヴァート (Justus Cohen Tervaert)、そしてエミール・アルメキンダース (Emile Almekinders)にインタビューしました。
Q. あなたを3つの言葉で表してください。
ボンヌ:献身的・情熱的・トラウマがある。
エミール:正確…、ボンヌが‘情熱的’を使ったけど、僕も使いたいな。
ボンヌ:使ってもいいよ。
エミール:じゃあ、正確・情熱的…
ボンヌ:それに、‘気取り屋’
エミール:(笑)自分からは言いたくないよ。
ボンヌ:でもそうでしょ、言っちゃいなよ。
エミール:まぁ、そうだね、正確・情熱的、そして自分では言いたくないけれど ‘気取り屋’かな。
ユストゥス:好奇心・ポジティブ、3つ目は考える必要があるなぁ…
Q. 今どこにいますか?
ボンヌ:アムステルダム、オウデ・スハンスにある美しい運河沿いの家の前に立っているよ。
エミール:ボンヌと私が一緒に暮らしていた場所です。私にとって思い出深い場所であり、ボンヌが生まれた場所、私が育った場所でもあります。ユストゥスもこのあたりに住んでいるんだ。
ユストゥス:そう、僕は通りの向かいに住んでいるよ。
エミール:ここは僕が19歳の時にボンヌと出会った家で、僕たちは8年間、ボンヌとユストゥスは12年間一緒に働いていたかな。そして、この家は僕に多くのことを教えてくれた。ボンヌにも多くのことを教えてくれたと思う。この家は、「人を新しい環境に置くと、思いがけない特別なことが起こる。」という大きな教訓を与えてくれたよ。
Q. あなたとSUSAN BIJLについて教えてください。
ボンヌ:よく休暇で過ごす場所が、たまたま僕とスーザンは一緒なんだ。僕は生まれてからずっとグーデレーデ(オランダ南部の小さな街)に行くんだけど、スーザンもそこに行ってるんだ。いつも「会いませんか?」ってメッセージを送るんだけど、返事が来ないんだよね。一度だけ返事が来たことはあったけど、結局会うことはなかった。でも、過去にコラボをしたことはあるよ。もちろん、SUSAN BIJLについては昔から知っていた。彼女もすごく長い間、活動しているからね。僕はSPRMRKTというアパレルショップで働いていたんだけど、そこを通じて20年ほど前から、SUSAN BIJLのことを知っていたんだ。それから、僕のブランド、Bonne Suitsが軌道に乗ってきた5年目の頃、彼女自身がSUSAN BIJLのキャンペーンでキャスティングを手伝ってほしいと頼んできたんだ。当時、僕はPatta (アムステルダム発のストリートブランド)でも同じような仕事をしていたんだ。SUSAN BIJLチームと知り合った背景はそういった流れからかな。そのキャンペーンでは、エミールがアシスタントとして手伝ってくれたよ。
エミール:そうそう、実は僕たちが初めて一緒に仕事をしたうちの一つがあの時で、SUSAN BIJLのためだったよね。
ボンヌ:そう、確か7年前のSUSAN BIJL 20周年記念コレクションのキャスティングと撮影だったよ。その後に最初のSUSAN BIJL X BONNEのコラボレーションを発表したんだ。だから、長い間一緒に活動してきたことになるね。スーザンたちの働く姿勢を本当に尊敬するよ。まるで家族のように、ゼロから一緒になって取り組んで、今もなお、確かな会社を築き上げている。BONNEの運営も、スーザンと彼女のブランドの姿勢を常に見習おうとしているんだ。
ユストゥス:BONNEとSUSAN BIJL。これほど似たもの同士のブランドはないと思うよ。
ボンヌ:いや、多分もうひとつ、Monique van Heist (モニーク・ヴァン・ヘイスト、ロッテルダム拠点のデザイナーブランド)があるよ。Monique van Heist と SUSAN BIJL、そしてBONNE。この3つはある意味同じ流派だと思うな。Monique van Heist と SUSAN BIJL、この2つのブランドからは多くを学んだよ。
ユストゥス:本当に、SUSAN BIJLとBONNEはほぼあらゆる面で、ちょっと不気味なくらい似ているんだ。働き方だったり、オフィスとストアが一体となっている様子、そして創業当初から一貫したスタイルが保たれているという点など、全てにおいてね。ブランドが成長する上で伴う苦労や、卸売事業をどう展開していくかといった点にまで共通している部分があると思う。僕自身、BONNEの運営面を担当していることから、SUSAN BIJLと似たような道をそういった点でも歩んできたと思うよ。僕たちが今直面している数々の選択は、実際に彼らがちょっと前に経験していたことなんだ。だから、SUSAN BIJLのヴィンセントやリンダとも何度かこの件について話したんだけど、すごく参考になったよ。
Q. もしあなたが世界のリーダーになったとしたら、どのような環境対策を導入しますか?
ボンヌ:アパレル製品の生産を一つに集約して、アパレル業界をいわゆる独裁体制にするよ。そして、人々が何を、どう着るべきかを決める。あとは、すべてのアパレル関連の製造施設を一カ所に集めたりかな?
エミール:要するにBONNEのスーツにSUSAN BIJLのショッピングバッグ。
ボンヌ:そうだよ!BONNEのスーツにショッピングバッグ、それにTerra(アムステルダム発のレザーシューズ・ブランド)の靴。シンプルだね。そして、全部同じ場所で生産しよう。
ユストゥス:各大陸に1つずつ工場を置こうよ。ヨーロッパに1つ、アジアに1つ、北米に1つ、アフリカに1つ。そうすれば長い距離を輸送せずに済むよ。
エミール:完璧だね。早速取りかかろうよ。
写真:ボンヌとユストゥス
Q. 日々の生活を明るく過ごすために工夫していることはありますか?
ボンヌ:これもまた、スーザンに影響を受けたことなんだ。というのもスーザン自身の名前が直接彼女のブランドになっているでしょ?でもいざ彼女と話すと、ブランドのことについてほとんど話題にしないんだ。それがすごく素敵だと思うんだ。なんだかブランドの創造源として、あるいはブランドのオーナー兼顔として、彼女が自身のブランドに対して少し距離を置いているように感じられるというか。それに大きな影響を受けたよ。ただ、彼女はブランドに対して少し距離を置いているように感じるとは言ったけれど、同時にブランドと非常に強い絆で結ばれているとも思う。そして僕もそうありたいんだ。それは彼女がすごく自由で、インスピレーションに満ちた生き方をしているように感じる。それが僕にとってのお手本であり、彼女から受けた大きな影響の一つだよ。僕も自分と人生を最大限に輝かせ、彼女のようにインスピレーションに満ちた生き方をしたいと思うよ。
ユストゥス:ここで少し宣伝になっちゃうけど。僕たちは素晴らしいアートプロジェクトを企画することで、日々の生活を明るくしているよ。現在開催中の「Warmoes Biënnale」もその一環で、ロッテルダムに住む皆さんにもぜひ見に行ってほしいな。お店やパブ、教会などでアートが展示され、人々が交流するこういったイベントこそが、日々の生活をより豊かにすると強く信じているし、大切だと思うんだ。
エミール:日々の生活を豊かにする方法は、あらゆること、ジャンルや物事をひとつに結びつけて、地域のビジネスやアートを支援することにあると僕たちは思うんだ。
Q. その工夫の中において、色が果たす役割を教えてください
(3人ともダークグレーやブルーの服を着ていたため笑いが起こる。)
エミール: でも、どちらのブランドも、コミュニケーションの手段として色を多く使っているよね。そして、BONNE SUITSのスーツは、常に同じデザインで色違いという形をとってきたんだ。個人的には大したことではないかもしれませんが、ブランドにとっては重要なことなんです。
ボンヌ: 僕はウォーハンマーのミニチュアみたいに、いろんな色でフィギュアをペイントするのが好きなんだ。
エミール: そうやって日々を明るくしてるんだね!
ボンヌ: そう!騎士をペイントして、オリジナルの紋章も作るんだ。各ミニチュアに独自の紋章があるから、色合わせも多種多様なんだ。多分200体ほどペイントしてきたかな。
Q.最近どんな音楽を聴いていますか?
ユストゥス: Ploegendienstのニューアルバム。
エミール: Peezyの 「Two Million Up」
ボンヌ: 名前を思い出せないんだけど、最近ずっと聴いてるのがあるんだ。なんだっけ、いざ口に出して言おうとすると、いつも名前が出てこなくて…。あ、そうだAlison Kraussの特にこのアルバム『I’ve Got That Old Feeling』。
Q. あなたにとって最大の損失は何でしたか?
ボンヌ: 元カノです。
エミール: 僕も同じく。
ユスタス: 贅沢だけど、最近はそんなに大きなものを失ったことはないかな。たぶん、叔父さんかな。
Q. あなたの最終目的地はどこですか?
ボンヌ:BONNEの収益を上げることって言ってよね。
ユストゥス:いや、そんなこと言わないよ(笑)。僕の最終的な行き先? 先のことは分からないけど、今一番大きな行き先は夏に、ハイキングをしにアルプスに行くことだよ。
エミール:意外かもだけど、実際オランダがすごく好きなんだ。うん、僕たちが住んでいるこの国が本当に好きだよ。特にフリースラントとゼーラントは、僕が好きな州のトップ2だね。
ボンヌ:僕もそう思うし、この国にとても愛着があるよ。そしてホラント、フリースラント、ゼーラントを選ぶね。
ユストゥス:じゃあ、僕の場合はリンブルグ*だね。平らな土地には懲り懲りだよ(笑)。これがBONNE SUITSの分岐点になっちゃうね。彼らは海岸沿いにいたいみたいだけど、僕は違う。丘や山を求めるかな。
*オランダ南東部・リンブルグは、平坦な土地柄で有名なオランダで唯一山や丘に囲まれた州。
エミール:音楽を最終の目的地って考えるのもいいな。最近はブログハウスやインディー・スリーズをよく聴いてるんだ。僕たちはこういったジャンルでパーティーをやっていて、「Toursit Trap」っていうんだけれど、それが本当に好きで、ボンヌと一緒にやるのもすごく楽しいんだ。
ボンヌ:ロッテルダムでもやりたいね!
エミール:うん、ロッテルダムでもぜひやりたい。SUSAN BIJLのコミュニティって、僕らにとっても最高の観客だと思うんだ。
ユストゥス:よし、僕からは素直になって、ボンヌにも捧げたい言葉を。もちろん、僕らの究極の目標は、BONNE SUITSが次のステップへ進むことだし、 「Warmoes Biënnale」が次のステップへ進むことも、僕らが楽しみにしている大きなゴールのひとつ。単に週末にゼーラントやリンブルフへ遊びに行くだけってわけじゃないんだ。
写真:SUSAN BIJL チーム、アムステルダム・オウデ・スハンスにて
SUSAN BIJL X BONNEは、BONNEのFW26コレクション「The Sailor」のひとつです。海上での通信に使用され、何世紀にもわたり船乗りを導いてきた航海用アルファベットの形と色にインスピレーションを得ています。コラボレーションからは、The New Shopping Bag Largeと、The New Trash Bag Mediumが、それぞれ5色のカラーパネルを纏って登場。Rainwearからは、雨から身を守るアノラックジャケットとパンツがSailor Blueで展開。防水仕様のアイテムたちが船上での生活から、日常使いまであらゆるシーンに活躍します。コレクションの全貌はこちらから。

BONNE
若い頃からスタイリストとして活動してきたボンヌ・レイン (Bonne Reijn 1990年・アムステルダム生まれ)は、世の中に出回っている衣服のラインナップに何かが欠けていることに気づきました。彼は、シーンや性別、年齢、社会的価値観にとらわれない、誰の人生やワードローブにおいても欠かせない主役となり、カジュアルな場面からフォーマルな場面まで幅広く着用でき、かつ長く愛される品質を備えた服を作り出したいと強く思うようになりました。2014年初頭、ボンヌは黒と白のツーピーススーツを数点デザインし、それらに「BONNE」というブランド名を付けました。現在、これらのスーツは様々な色や生地で展開されています。サイズはXXXSからXXLまであり、あらゆる性別の方にフィットするよう作られています。
写真:Maarten van der Kamp